リリース前に確認したいローカライズQAチェックリスト
リリース直前のローカライズQAでは、見た目の確認だけでなく、ファイルとして破綻していないかを短時間で確認できる状態にしておくことが重要です。
対応形式:JSON、YAML、XLIFF、Android XML、Apple .strings/.xcstrings、Java .properties
例
1. 同じ形式の原文と訳文を用意 2. パスまたはユニットの差分を確認 3. プレースホルダーとタグを確認 4. 未翻訳候補と空白差分を確認 5. 用語・表記ゆれを確認 6. レポートを残す
最低限のチェック項目
ローカライズファイルでは、次の項目を納品前・組み込み前に確認しておくと、手戻りを減らせます。
- 原文にあるキーが訳文にもある
- 訳文側だけの古いキーが残っていない
- プレースホルダーとタグが崩れていない
- 原文と同じままの文字列を確認した
- 空白や改行の差分を確認した
- 必要な用語が指定どおり使われている
- 全角・半角やカタカナ表記の方針に合っている
誰が使うチェックリストか
PMは納品受け入れの確認に、ベンダーは納品前のセルフチェックに、開発側は組み込み前の確認に使えます。QA担当は、画面テストに入る前にファイル由来の問題が残っていないかを見る材料にできます。
LocaleQAはこれらのうち、構造的に判定できる項目を一定のルールで比較します。翻訳の自然さや文脈判断は、人のレビュー工程で確認します。
記録として残す
リリース前チェックは、実施したことを残せる形にしておくと後から確認しやすくなります。LocaleQAのHTMLやPDFレポートを使えば、検出結果をPM、開発、翻訳ベンダー、QA担当の間で共有できます。
すべてを自動で判断するのではなく、機械的に比較できる項目を先に洗い出し、人が見るべきレビュー対象をはっきりさせる使い方が向いています。
小規模チーム向けの最短運用
専任のローカライズ担当やTMSがなくても、①開発側の確定原文、②実際に納品・組み込みする日本語ファイル、③チェック結果の三つを案件フォルダに揃えるだけで始められます。ファイル名に「final」を重ねるのではなく、どの原文と訳文を比較したかをレポートと一緒に残します。
CATツールやTMSを使っている場合も手順は同じです。ツール内のQAを置き換えるのではなく、最終エクスポート後の実ファイルをもう一度確認する工程として追加します。修正後は同じ組み合わせで再チェックし、重大な構造差分が解消したことを確認してから納品または組み込みへ進みます。
- 確定した原文ファイルを固定する
- 納品する日本語ファイルそのものを使う
- 検出箇所を修正して再チェックする
- 結果を案件フォルダまたは納品記録に残す